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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル30巻7号

1996年07月発行

文献概要

クリニカル・ヒント

多発性脳梗塞の理学療法一私たちの方法

著者: 廣田礼司1 新屋順子1 佐藤成登志2

所属機関: 1県西部浜松医療センターリハビリテーション科 2新潟リハビリテーション専門学校理学療法学科

ページ範囲:P.498 - P.498

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 1.はじめに

 多発性脳梗塞とは,両側性かつ多発性の虚血性脳血管障害をいい,病巣からもたらされる障害に加え,それ以外の症状も呈するものである.経過は段階的に進行し,小発作のみで明らかな麻痺を伴わない場合と片麻痺を伴う場合とがある.

 近年,画像診断の精度の向上により,責任病巣を正確に示すことができるようになったが,多発するラクナは小血管病変として別に分類されるべきという意見もあり,用語は統一されていない.

 いずれにしても,数年前に比べて症例は増加しつつあり,理学療法の対象疾患として重要な位置を占めつつある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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