icon fsr

文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル31巻10号

1997年10月発行

文献概要

報告

乳房切除術後に発生した上腕浮腫に対する理学療法の経験

著者: 佐野正和1 前田真一1 影近謙治1 染矢富士子2 立野勝彦2

所属機関: 1金沢大学医学部附属病院理学療法部 2金沢大学医学部保健学科

ページ範囲:P.741 - P.744

文献購入ページに移動
はじめに

 乳房切除術後に発生する問題点として,術側上肢の可動域制限,筋力低下,浮腫などが挙げられるが,近年までに多くの理学療法士を含む医療従事者がこれらの諸問題に取り組み,好成績を残している.しかしながら,可動域制限や筋力低下の問題は術後プログラム上,良好な改善経過をたどるのに対して,浮腫の問題はその発生の予測が困難で,また発生後必ずしも良好な改善を示すわけではない.

 今回,我々は乳房切除術後に発生した術側上肢の浮腫に対する理学療法を通じて,浮腫の発生時期と治療効果について若干の知見を得たのでここに報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?