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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル31巻10号

1997年10月発行

文献概要

クリニカル・ヒント

マイオセラピー

著者: 辻井洋一郎1

所属機関: 1名古屋大学医療技術短期大学部理学療法学科

ページ範囲:P.766 - P.768

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 マイオセラピーは筋疾患の治療法である.その筋疾患とは良性の筋病変であって,捻挫や外傷などに伴う筋の急性傷害や筋痛を主訴とする慢性の筋痛症候群のことである1,2).マイオセラピーは,それらの筋病変を生体に備わっている防御系や調節系による反応を利用して,治癒させることを治療原理とする3)

 筋病変のうち,急性の筋傷害は視診,問診および触診による検査を行い,触診による筋傷害部の発見と同時に治療が開始される4).筋痛の原因筋を自・他動的に収縮(短縮)させると,“こむら返り”(筋痙攣)を伴って痛みが発現したり,増強されたりする(運動痛:収縮痛および短縮痛)2).その痛みを軽減させたり,起こさないようにするために,患者は筋痛を起こす原因筋をストレッチする.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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