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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル31巻11号

1997年11月発行

文献概要

入門講座 英文発表の実際・3

英文ポスター発表

著者: 平岡浩一1

所属機関: 1国立療養所箱根病院附属リハビリテーション学院理学療法学科

ページ範囲:P.818 - P.822

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 Ⅰ.ポスター発表とは

 最近は学会においてポスター発表の機会が圧倒的に多くなりつつある.この理由としては,研究者の量的拡大が研究発表の爆発的増大をもたらし,従来の代表的な発表方法であったスライドによる口頭発表が情報の受け手にとって効率的な情報入手方法でなくなりつつあることが挙げられる.逆にポスター発表は,聴衆が計画的に有用な演題を選んで自分のペースで情報収集できるので,聴衆の効率的な情報の取捨選択と効率的な収集の観点から有用である.

 ポスター発表とは開催者より与えられた一定面積の壁面のスペースにポスターをレイアウトして発表するものである.ポスター発表は一般に展示と説明と討論から構成される.通常,一定時間ポスターの前に発表者が張り付くことが義務づけられ,ポスター展示を見て回る聴衆に適宜説明して質疑応答を行う.ちなみに昨年の日本理学療法士学会では学会中ポスターを展示し,口頭発表に準ずる形で司会者と聴衆を交えて発表・質疑応答をする形式となっていた.また筆者が3年前に参加した米国理学療法士学会では5日間のうち3日間ポスターを展示し,そのうち数時間,演者がポスターの前に待機して聴衆とディスカッションできるようにしてあり,他の時間で発表も行われていた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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