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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル31巻3号

1997年03月発行

文献概要

TREASURE HUNTING

“薩摩隼人”の血がかき立てる反骨精神―福迫 剛氏(鹿児島赤十字病院リハビリテーション課)

著者: 本誌編集室

所属機関:

ページ範囲:P.199 - P.199

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 最初に右の写真をご覧いただこう.蹴り上げた足の高さからして只者ではない.空手の心得が多少ある方ならご存じだろうが,猛烈な稽古で有名な「極真空手」の初段で,鹿児島赤十字病院に勤務しながら週1回少年部の指導に当たっているという.どのくらい猛烈かというと,10人入門しても残るのは2~3人,福迫氏自身,肋骨の2~3本は折られるのを覚悟して入門したが,稽古はその覚悟を越えるハードさで,当時はサポーターなしの素手でスパーリング,技の受け方は先輩から盗めといわれるだけで何も教えてくれない.入門当初は,痛いやら怖いやらで逃げ回っていたそうだ.とりわけ合宿の稽古は大変で,最後に連続50人を相手に]分間ずつ行うスパーリングでは,床一面が汗でびしょ濡れになるほどだという.

 そうはいっても,そこは“薩摩隼人”,途中で尻尾を巻いて逃げ出すわけにはいかない.やると決めたら即実行,反骨精神が信条という氏の生き方も,極真空手の稽古で磨きをかけられたのだろう.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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