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特集 関連領域―腎障害と運動療法
慢性血液透析患者の理学療法―ニューロパチーへの対応
著者: 浅川康吉1 遠藤文雄2 中井光3
所属機関: 1京都大学医療技術短期大学部理学療法学科 2群馬大学医療技術短期大学部理学療法学科 3日高病院リハビリテーションセンター
ページ範囲:P.492 - P.494
文献購入ページに移動我々はこれまで慢性血液透析患者(以下,透析患者)の理学療法について,運動耐用能の改善や就労援助を目的に取り組んできた1-3).しかし透析患者には多くの合併症があり,理学療法実施に際してはその対策も重要な課題となる.ニューロパチーはそうした合併症の1つである.しかし,エントラップメントや外傷性のニューロパチーなど理学療法士がよく接するニューロパチーとは異なり,その背景には腎不全をもたらした原疾患と透析療法の存在がある.本稿では透析患者のニューロパチーの特徴を述べ,その対症療法としての理学療法について考えてみたい.
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