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特集 急性期の理学療法
ギランバレー症候群の急性期理学療法
著者: 浜田哲郎1 廣滋恵一1
所属機関: 1九州労災病院リハビリテーション診療科
ページ範囲:P.568 - P.573
文献購入ページに移動 1.はじめに
近年ギランバレー症候群(Guillain-Barre syndrome,以下GBS)に関しては多方面での進展がめざましく,その発症メカニズムが解明されつつあるとともに,内科的治療の進歩1),電気生理学的検査のさらなる分析2,3)についての報告も多い.
リハビリテーション(以下リハ)分野においても,一般的に予後良好な疾患であるといわれているGBSのなかで機能回復遷延例に苦慮する報告4-7)も散見されるようになった.
特徴的なGBSの病態や経過,神経症状などに関する正しい知識を持ち,リハを行う上で注意すべきリスク,予後予測や訓練効果を判定するために必要な評価と情報収集について理解を深めておくことは,GBS患者にアプローチする際に必要不可欠であることはいうまでもない.
本稿ではGBSの基本的特徴とリハの進め方,留意点を中心に述べる.
近年ギランバレー症候群(Guillain-Barre syndrome,以下GBS)に関しては多方面での進展がめざましく,その発症メカニズムが解明されつつあるとともに,内科的治療の進歩1),電気生理学的検査のさらなる分析2,3)についての報告も多い.
リハビリテーション(以下リハ)分野においても,一般的に予後良好な疾患であるといわれているGBSのなかで機能回復遷延例に苦慮する報告4-7)も散見されるようになった.
特徴的なGBSの病態や経過,神経症状などに関する正しい知識を持ち,リハを行う上で注意すべきリスク,予後予測や訓練効果を判定するために必要な評価と情報収集について理解を深めておくことは,GBS患者にアプローチする際に必要不可欠であることはいうまでもない.
本稿ではGBSの基本的特徴とリハの進め方,留意点を中心に述べる.
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