文献詳細
文献概要
プログレス
PNFテクニックのスポーツ障害への応用―最近の考え方
著者: 市川繁之1
所属機関: 1国際PNF協会公認アシスタントインストラクター
ページ範囲:P.66 - P.67
文献購入ページに移動 「スポーツのPNF」というと,PNFテクニックのなかにもまた別のアプローチがあるように思われがちだが,筆者はリハビリテーションの患者も整形外科,スポーツ障害の患者もアプローチの基本的考え方は同じであると思っている.当然,目標とするゴール,治療の量,質などは患者によって異なるわけだが,基本的なPNFの考え方,アプローチの仕方などは同じである.しかしセラピストは,患者によって様々な能力を要求される.患者によって治療やプログラムが異なるわけで,その質を見極め,それに見合った量を引き出し,そして促進させなければならないのである.特に,スポーツ選手でもレベルが高くなればなるほどそれ相応の動きを要求される.当然,能力も高く,セラピストがその反応に対応できなければ運動パターンは強化されない.ハイレベルのスポーツ選手に対する場合,セラピストもボディメカニックとセンスを必要とされるわけである.
掲載誌情報