icon fsr

文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル32巻1号

1998年01月発行

文献概要

プログレス

PNFテクニックのスポーツ障害への応用―最近の考え方

著者: 市川繁之1

所属機関: 1国際PNF協会公認アシスタントインストラクター

ページ範囲:P.66 - P.67

文献購入ページに移動
 「スポーツのPNF」というと,PNFテクニックのなかにもまた別のアプローチがあるように思われがちだが,筆者はリハビリテーションの患者も整形外科,スポーツ障害の患者もアプローチの基本的考え方は同じであると思っている.当然,目標とするゴール,治療の量,質などは患者によって異なるわけだが,基本的なPNFの考え方,アプローチの仕方などは同じである.しかしセラピストは,患者によって様々な能力を要求される.患者によって治療やプログラムが異なるわけで,その質を見極め,それに見合った量を引き出し,そして促進させなければならないのである.特に,スポーツ選手でもレベルが高くなればなるほどそれ相応の動きを要求される.当然,能力も高く,セラピストがその反応に対応できなければ運動パターンは強化されない.ハイレベルのスポーツ選手に対する場合,セラピストもボディメカニックとセンスを必要とされるわけである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?