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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル32巻10号

1998年10月発行

文献概要

特集 産業理学療法

我が国における産業保健の進歩

著者: 宇土博1 藤村昌彦2 吉永文隆1 伊澤進3

所属機関: 1広島大学医学部公衆衛生学教室 2広島大学医学部保健学科 3日新製鋼(株)呉製鉄所

ページ範囲:P.729 - P.736

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 1.はじめに

 1972年に労働安全衛生法が公布され,初めて産業医の名称が法律的に定められた.それまでは,医師たる衛生管理者の名称が用いられていた.1996年,安全衛生法改正により産業医の資格要件が設定され,多くの医師が産業保健活動に参加する時代を迎えている.この4半世紀の間,産業保健は大きく変化・発展し,現在では産業活動に不可欠な存在になっている.

 本稿では,産業現場で過去から現在に至るまで,どのような取り組みが行われてきたのか,ある事業所(鉄鋼業)におげる産業保健の展開1)を中心に述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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