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あんてな
第13回日本RAのリハビリ研究会の企画
著者: 小野宏一1
所属機関: 1新潟県立瀬波病院リハビリテーション科
ページ範囲:P.800 - P.801
文献購入ページに移動 Ⅰ.日本におけるRAのリハビリの現状
慢性関節リウマチ(RA)は代表的な骨・関節疾患として,リハビリテーションの分野でも重要な対象疾患といわれています.しかし,最近10年間の日本理学療法士学会,作業療法士学会におけるRA演題はそれぞれ2%,1.4%にすぎません.この原因として日本のリハビリが脳卒中を中心に発展してきたこと,そして,RA専門病院や医師があまりにも少なく,PTやOTが育たなかったことが考えられます.また,茫洋とした障害像を示すRAについて,PT,OTは苦手意識があるようです.
脳卒中では固定された障害へのアプローチが主となりますが,RAは長期にわたって増悪と寛解をくり返すため,その時期の症状,障害に応じたアプローチが必要になります.それは,障害予防から機能再建,地域医療と幅広く,医師や看護婦等との連携が最も大切であり,これこそリハビリ医療のルーツといえます.
慢性関節リウマチ(RA)は代表的な骨・関節疾患として,リハビリテーションの分野でも重要な対象疾患といわれています.しかし,最近10年間の日本理学療法士学会,作業療法士学会におけるRA演題はそれぞれ2%,1.4%にすぎません.この原因として日本のリハビリが脳卒中を中心に発展してきたこと,そして,RA専門病院や医師があまりにも少なく,PTやOTが育たなかったことが考えられます.また,茫洋とした障害像を示すRAについて,PT,OTは苦手意識があるようです.
脳卒中では固定された障害へのアプローチが主となりますが,RAは長期にわたって増悪と寛解をくり返すため,その時期の症状,障害に応じたアプローチが必要になります.それは,障害予防から機能再建,地域医療と幅広く,医師や看護婦等との連携が最も大切であり,これこそリハビリ医療のルーツといえます.
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