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文献概要
特集 インフォームド・コンセント
ALS患者の理学療法とインフォームド・コンセント
著者: 道山典功1
所属機関: 1東京都立神経病院リハビリテーション科
ページ範囲:P.833 - P.836
文献購入ページに移動 1.はじめに
最近の患者・家族の「知る権利」意識の高揚や医療内容の公開性の拡大から,リハビリテーション(以下リハ)医療の現場でも,患者・家族に対するインフォームド・コンセント(以下IC)が当然のこととなりつつある.
進行性の神経疾患である筋萎縮性側索硬化症(以下ALS)患者に対する理学療法を行う場合,患者・家族への理学療法の内容に関するICが必要になっている.実際に米国では,ALSと告知された患者・家族が参考とすべきマニュアルも出版され,日本でも最近翻訳されている1).
本稿では,神経疾患専門病院である東京都立神経病院(以下,当院)でALS患者に対して理学療法の過程で行っているICの状況を実際の患者での経験も含めて報告する.
最近の患者・家族の「知る権利」意識の高揚や医療内容の公開性の拡大から,リハビリテーション(以下リハ)医療の現場でも,患者・家族に対するインフォームド・コンセント(以下IC)が当然のこととなりつつある.
進行性の神経疾患である筋萎縮性側索硬化症(以下ALS)患者に対する理学療法を行う場合,患者・家族への理学療法の内容に関するICが必要になっている.実際に米国では,ALSと告知された患者・家族が参考とすべきマニュアルも出版され,日本でも最近翻訳されている1).
本稿では,神経疾患専門病院である東京都立神経病院(以下,当院)でALS患者に対して理学療法の過程で行っているICの状況を実際の患者での経験も含めて報告する.
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