icon fsr

文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル32巻11号

1998年11月発行

文献概要

特集 インフォームド・コンセント

ALS患者の理学療法とインフォームド・コンセント

著者: 道山典功1

所属機関: 1東京都立神経病院リハビリテーション科

ページ範囲:P.833 - P.836

文献購入ページに移動
 1.はじめに

 最近の患者・家族の「知る権利」意識の高揚や医療内容の公開性の拡大から,リハビリテーション(以下リハ)医療の現場でも,患者・家族に対するインフォームド・コンセント(以下IC)が当然のこととなりつつある.

 進行性の神経疾患である筋萎縮性側索硬化症(以下ALS)患者に対する理学療法を行う場合,患者・家族への理学療法の内容に関するICが必要になっている.実際に米国では,ALSと告知された患者・家族が参考とすべきマニュアルも出版され,日本でも最近翻訳されている1)

 本稿では,神経疾患専門病院である東京都立神経病院(以下,当院)でALS患者に対して理学療法の過程で行っているICの状況を実際の患者での経験も含めて報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?