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特集 インフォームド・コンセント
脊髄・頸髄損傷者の理学療法とインフォームド・コンセント
著者: 水上昌文1
所属機関: 1茨城県立医療大学保健医療学部理学療法学科
ページ範囲:P.842 - P.846
文献購入ページに移動 1.はじめに
脊髄.頸髄損傷(以下,脊髄損傷)では,損傷の形態が横断型で完全麻痺を呈している場合,現在の医学の現状では回復は不可能であり,車椅子依存の生活を余儀なくされる.この予後の「告知」は脊髄損傷者のリハビリテーションにおいてインフォームド・コンセント(以下IC)について語る際に常に問題となる.いつ,誰が,どのような方法で行うかという点に関しても結論は得られていないのが現状である.しかし,リハビリテーションを円滑に効果的に遂行するためには避けては通れない重要な問題である1,2).予後の「告知」は主治医により行われるのが一般的であるが,本論では理学療法士が臨床の場面で行うICのポイントについて,実際の症例を交えて筆者の経験と私見を述べる.
脊髄.頸髄損傷(以下,脊髄損傷)では,損傷の形態が横断型で完全麻痺を呈している場合,現在の医学の現状では回復は不可能であり,車椅子依存の生活を余儀なくされる.この予後の「告知」は脊髄損傷者のリハビリテーションにおいてインフォームド・コンセント(以下IC)について語る際に常に問題となる.いつ,誰が,どのような方法で行うかという点に関しても結論は得られていないのが現状である.しかし,リハビリテーションを円滑に効果的に遂行するためには避けては通れない重要な問題である1,2).予後の「告知」は主治医により行われるのが一般的であるが,本論では理学療法士が臨床の場面で行うICのポイントについて,実際の症例を交えて筆者の経験と私見を述べる.
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