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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル32巻12号

1998年12月発行

文献概要

書評

―竹内二士夫(編)竹内二士夫・粕谷大智・佐々木清子(著)―図説 リウマチの物理療法―病院での治療から自宅療法まで―

著者: 西條一止1

所属機関: 1筑波技術短期大学鍼灸学科

ページ範囲:P.969 - P.969

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 リウマチとのつきあい方全てがわかる本

 物理療法は,物理的エネルギーを治療に用いる療法です.その効果は2つに分けて考えられます,1つは物理的エネルギーの直接的効果で,温めて血液循環を良くし筋の過緊張を緩めることや関節を動かして関節機能を維持するなどです.他の1つは,体全体の動きを高める効果です,その人の体が,本来持っている治癒力,適応力などと呼ばれる力をよりよく発揮できる状態にすることです.体の内側から改善の可能性を大きくしようということです.慢性関節リウマチは,未だ治療法が解決していません.患者さんの生活全体を通じて改善の可能性を高くすることが大切です.その点で本書はリウマチ治療の大きな力になります.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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