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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル32巻3号

1998年03月発行

文献概要

ひろば

介護保険制度にむけて

著者: 谷口典行1

所属機関: 1神原琴梅病院リハビリテーション部

ページ範囲:P.158 - P.158

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 いよいよ平成12年度より介護保険制度が実施される.老健施設,デイケア,在宅リハと理学療法士は法的にも定員化され関与しているが,その分野への充足率は未だに低い.一方,老健施設では長期入所化,デイケアでは遊ビリテーションや入浴介助を行う人員の不足など,実施する側もされる側も互いが曖昧な理念と認識であったともいえる.この10年,多くの施設が計画(ゴールドプラン)のもとに認可されたが,その間,ケア内容に対する監視や指導が徹底していたとはいえず,開設者側は経営を優先し,利用者に対しては施設と病院間を行き来させていただけといった指摘もある.事実,そのような施設では,個々に適するリハビリを実施して家庭復帰等につなげるためには,理学療法士や作業療法士が必要なのだという理解に乏しく,充足率の低さの1つの要因といえる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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