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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル32巻3号

1998年03月発行

文献概要

Q & A

超音波療法における固定照射法について

著者: 濱出茂治1

所属機関: 1金沢大学医学部保健学科

ページ範囲:P.202 - P.202

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 Q 超音波療法の固定法における具体的方法(出力,治療時間など)について諸家の方法を紹介して下さい.(H生/京都府)

 A 超音波の照射法としては,従来より固定法と移動法がよく知られている.臨床場面では一般的に移動法が最もよく用いられ,移動の仕方もサークルやストロークで行うことが推奨されている.移動法では超音波の出力を最大まで上げたとしても,トランスデューサーを動かしている限り,火傷や組織損傷の危険性は少ないが,固定法による照射では,皮膚表面が過度に加熱されることや限局した組織に熱点が発生するため,出力が低い場合は痛みの出現のみであるが,出力が高いと組織が損傷されることがある.この熱点を生じる原因は超音波トランスデューサーの音場の不均一によるものである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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