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編集後記 フリーアクセス
著者: 網本和
所属機関:
ページ範囲:P.224 - P.224
文献購入ページに移動特集ではこの転倒が取り上げられています.五十嵐論文の,「痴呆,骨粗鬆症,歩行能力の低下」に加え,「些細な機転」で転倒骨折が起こるという指摘はそのデータの豊富さゆえに私たちを覚醒させるでしょう.久保論文では姿勢変換に関わる坐位バランスの評価の重要性が述べられ,萩原論文では早期の筋力強化の必要性が強調されています.松本論文では,中心性頸髄損傷の具体的な臨床経過が示され,池田論文では疾呆合併例の理学療法についての工夫が呈示されています.いずれも本特集の趣旨である「積極的な理学療法の関わり」を表現し得るものとなっています.
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