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プログレス
保健社会学の動向
著者: 坂野純子1
所属機関: 1東京都心身障害者福祉センター技術援助科
ページ範囲:P.360 - P.360
文献購入ページに移動 1.はじめに
とりわけ日本では,医学や医療というと,医療従事者が主導権をとり,患者は「先生におまかせ」という見方が強い.しかし,疾病中心や医療中心といった従来の見方や考え方では解決困難な現実と問題が出現してきている1).
保健・医療の活動と社会的なものとの関わりを強めているものとして,医療の領域が治療を中心としたものから予防,リハビリテーション,さらには健康増進まで拡大していることがある.これらに伴い,それに対する問題把握や対応の仕方にも,これまでのような医学や医療技術では対応しきれない人間の行動や生活条件に関する理解やさまざまな社会的援助技術の必要性が生じてきている.
とりわけ日本では,医学や医療というと,医療従事者が主導権をとり,患者は「先生におまかせ」という見方が強い.しかし,疾病中心や医療中心といった従来の見方や考え方では解決困難な現実と問題が出現してきている1).
保健・医療の活動と社会的なものとの関わりを強めているものとして,医療の領域が治療を中心としたものから予防,リハビリテーション,さらには健康増進まで拡大していることがある.これらに伴い,それに対する問題把握や対応の仕方にも,これまでのような医学や医療技術では対応しきれない人間の行動や生活条件に関する理解やさまざまな社会的援助技術の必要性が生じてきている.
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