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あんてな
脳外傷友の会一発足の経緯とこれから
著者: 万歳登茂子1
所属機関: 1和田内科病院リハビリテーション科
ページ範囲:P.438 - P.439
文献購入ページに移動 脳外傷は脳血管障害とは発症機序も損傷の状況も異なり,多彩な症状が出現する.また若年男性患者が多いため,就労も含めた長期的援助が必要である.最近の救急医療の進歩により,運動機能障害はほとんど残らないのに,認知機能障害のみが残存する脳外傷症例が増加してきている.しかし現行の福祉制度は身体障害が中心であり,1995年の精神保健福祉法の制定によっても未だ福祉サービスは十分とはいえないのが現状である.
脳外傷急性期では一般的な医学的リハビリテーションで対応されているが,亜急性期,慢性期になり,運動機能の障害はある程度改善され,認知機能障害のみ残存する状態になると,医療関係者においても,その問題点は十分には理解されていない.また理学療法士をはじめ,作業療法士,言語療法士,臨床心理士,社会福祉士など多くの専門職種によるチームアプローチを必要とするが,対応できている医療機関も少ない.
脳外傷急性期では一般的な医学的リハビリテーションで対応されているが,亜急性期,慢性期になり,運動機能の障害はある程度改善され,認知機能障害のみ残存する状態になると,医療関係者においても,その問題点は十分には理解されていない.また理学療法士をはじめ,作業療法士,言語療法士,臨床心理士,社会福祉士など多くの専門職種によるチームアプローチを必要とするが,対応できている医療機関も少ない.
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