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文献概要
とびら
「終焉の場」のお年寄り達
著者: 熊澤輝人1
所属機関: 1名古屋市厚生院リハビリテーション科
ページ範囲:P.555 - P.555
文献購入ページに移動施設の沿革は古く大正15年の創立である.もともとは救貧施設として発足したが,その後,昭和38年の老人福祉法の施行に伴い特養の認可を受けるなど時代とともに変遷し,現在は特養,附属病院,救護施設を併設する老人の複合施設へと姿を変えた.施設の特殊性から,入院患者のほかに,毎日のように特養の入所者が訓練室にやってくる.また患者の多くは特養待機入院であり,一般の病院とは違い,施設での生活を維持する訓練が中心となる.そのため訓練期間も長期化するので,訓練室には観葉植物を置いたり,作業療法での作品を飾るなど和やかな雰囲気づくりを心がけている.
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