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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル32巻8号

1998年08月発行

文献概要

Q & A

Barthel Indexの配点法について

著者: 高岡徹1

所属機関: 1国立長寿医療研究センター老人ケア研究部リハビリテーション研究室

ページ範囲:P.606 - P.606

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 Q Barthel Indexの配点法は日本では5点刻み,10項目のものが一般的なように思うが,1979年の改訂版では15項目で,項目により7点など,5点刻みでない点数が付けられるようになっている.国際的にはどちらが一般的なのでしょうか.どちらも100点満点なので,論文によってどちらを用いているのか分からないこともありますが……(F生/北海道)

 A まず結論から述べさせて頂くと,私が調べ得た範囲では,Barthel Index(以下BI)のどの配点法が国際的に最もよく用いられているのかは不明でした.ご質問の「1979年の改訂版」はGrangerら1)のものと思われます.しかし正確には,原法であるMahoney & Barthel2)らが変更したものではないので,改訂版ではなく変法というべきであると考えます.その後Grangerは,更に一部の配点を変更したBIを紹介しています3).またWadeら4)は,1988年に20点満点の変法を示しました.原法を含めたこの三者のBIが一般的に使用されているものです.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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