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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル32巻8号

1998年08月発行

文献概要

ひろば

「気」になる話

著者: 高﨑伸一郎1

所属機関: 1恵山会丸山病院リハビリテーション科

ページ範囲:P.614 - P.614

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 長野で行われた冬季オリンピックが感動と新たな歴史の1ページを残して幕を下ろした.“気合”を入れて己の力を十分に発揮した選手もいれば,プレッシャーで“気後れ”し,自分の可能性を出し切れずに競技を終えたプレイヤーもいたようだ.“気持ち”がその人の運命に影響を及ぼす,それほどに“気”は人間にとって大切なものだといえよう.気合,気後れ,気……

 「気」といえば,近く実施される医療法の改正と,それに伴い2000年4月より施行される公的介護保険という大きな時代の流れのなかを漂い始めようとしている我々にとって,「気」は将来の有り様を秘めたキーワードといえるかもしれない.なぜから,医療界の改革のなかで,医療およびその関連施設を利用する方々からの「人気」状況が,それら施設の将来に多大な影響を及ぼしてくることが考えられると同時に,そこで従事する私たちにとっても,「人気」=「医療職としての価値」という色合いが強くなってくると思われるからである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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