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書評
―S・ブレント・ブロウツマン(編著)木村彰男(監訳)―リハビリテーションプロトコール―整形外科疾患へのアプローチ
著者: 冨士川恭輔1
所属機関: 1防衛医科大学校整形外科学教室
ページ範囲:P.624 - P.624
文献購入ページに移動 近年の整形外科領域の飛躍的発展はリハビリテーション医学の進歩によるところが大きいにもかかわらず,整形外科医のリハビリテーション離れが目立つようになってきた.我々の若い時には,自分がリハビリテーション科に依頼した患者がどの様な療法を受けているのか現場を訪れ,自分の眼でみて,その場でリハビリテーション科の医師や療法士と具体的に治療法を検討する機会が多かった.しかし今日では大部分の整形外科医が,十分な情報も提供せずに,たった1枚の依頼表で患者をリハビリテーション科に送り,自分の患者がどのような訓練を受けているのか知らないこともありがちである.
当然依頼する整形外科医はリハビリテーションのプロトコールに対する十分な知識を備えているべきであるが,多くの現場では直接依頼するのは研修医,専修医が多いので必ずしもそうとは限らない.術後カンファレンスなどで研修医,専修医にリハビリテーションプロトコールを質すと,十分な答が返ってこないことが少なくない.
当然依頼する整形外科医はリハビリテーションのプロトコールに対する十分な知識を備えているべきであるが,多くの現場では直接依頼するのは研修医,専修医が多いので必ずしもそうとは限らない.術後カンファレンスなどで研修医,専修医にリハビリテーションプロトコールを質すと,十分な答が返ってこないことが少なくない.
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