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特集 関連領域―代謝疾患と理学療法
関連領域の理学療法
著者: 内山靖1
所属機関: 1群馬大学医学部保健学科理学療法学専攻
ページ範囲:P.781 - P.784
文献購入ページに移動 1.はじめに
本誌で「関連領域」と題する特集企画が組まれるのは今回で3回目となる.これまで「頭頸部の障害とリハビリテーション」(第29巻7号),「腎障害と運動療法」(第31巻7号)が企画され,そして今回の「代謝疾患と理学療法」と続いている.
我が国の理学療法は疾病構造や社会のニーズの変化に伴い,30数年の歴史のなかで,その需要と適応を拡大してきた.ここでいう関連領域とは,理学療法におけるその時代を反映しており,あくまでも全体を数の論理からみた相対的な位置づけを示している.したがって,特集に示される内容そのものが普遍的に関連領域であるわけではなく,理学療法における足跡の1つとして捉えられるものであろう.
本稿では,私達がこれまで培ってきた知識と技術を1人でも多くの患者さんに安全かつ効果的な理学療法が実践・応用できることを目的に,関連領域のもつ意味と関わりを通して理学療法を指向する一助としたい.
本誌で「関連領域」と題する特集企画が組まれるのは今回で3回目となる.これまで「頭頸部の障害とリハビリテーション」(第29巻7号),「腎障害と運動療法」(第31巻7号)が企画され,そして今回の「代謝疾患と理学療法」と続いている.
我が国の理学療法は疾病構造や社会のニーズの変化に伴い,30数年の歴史のなかで,その需要と適応を拡大してきた.ここでいう関連領域とは,理学療法におけるその時代を反映しており,あくまでも全体を数の論理からみた相対的な位置づけを示している.したがって,特集に示される内容そのものが普遍的に関連領域であるわけではなく,理学療法における足跡の1つとして捉えられるものであろう.
本稿では,私達がこれまで培ってきた知識と技術を1人でも多くの患者さんに安全かつ効果的な理学療法が実践・応用できることを目的に,関連領域のもつ意味と関わりを通して理学療法を指向する一助としたい.
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