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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル33巻11号

1999年11月発行

文献概要

あんてな

フィンランドの高齢者福祉事情

著者: 堤文生1

所属機関: 1九州リハビリテーション大学校理学療法学科

ページ範囲:P.826 - P.827

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 フィンランドと聞いて,どんなことを連想できますか.「北欧の高福祉の国」「白夜とオーロラの国」といったイメージでしょうか.全般的に高福祉高負担で代表される北欧型社会福祉については,スウェーデンやデンマークのことが多くの日本人によって紹介されているが,フィンランドに関する紹介は非常に少ない.北欧の国々は,高齢者医療福祉に携わる者にとって一度は訪れたい憧れの国である.

 平成6年4月~9月の約5か月間,フィンランド国立社会保健開発研究センター(STAKES)より留学許可を頂き,高齢者医療保健施設の視察と研修を通じて多くのことを学ばせて頂いた.フィンランドは北緯60度から北極圏に達し,沢山の森や湖など大自然の素晴らしさが数多く散在する国で,日本の約9割の国土に510万人が暮らしている.フィンランドはスウェーデンとロシアという大国に挟まれ,両国の統治下に置かれた歴史を経て,1917年に独立した国である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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