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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル33巻11号

1999年11月発行

文献概要

短報

ラットヒラメ筋の廃用性萎縮予防に及ぼす筋伸張位保持時間の影響

著者: 山崎俊明1 立野勝彦1 塚越智2

所属機関: 1金沢大学医学部保健学科理学療法学専攻 2金沢大学附属病院理学療法部

ページ範囲:P.834 - P.835

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はじめに

 骨格筋の廃用性萎縮予防は,理学療法における重要な課題の1つである.特に下肢筋では,荷重が効果的である1).ところが,臨床的には荷重できない状況も多く,その場合は免荷での対策が必要となる.

 筋は短縮位に固定すれば萎縮し,伸張位に固定すれば萎縮を防ぐことができる2).しかし,萎縮予防目的に伸張位固定をすれば,拮抗筋に萎縮がおこる.そこで,我々は臨床的に可能な短時間(20分)の筋伸張位保持の効果を検索してきた3,4)

 本研究の目的は,伸張位保持時間の違いによる萎縮予防効果を調べ,臨床に参考となる基礎データを得ることである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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