icon fsr

文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル33巻12号

1999年12月発行

文献概要

特集 予後予測

神経難病の予後予測

著者: 金子功一1 小林量作2 水島佳子3

所属機関: 1(医)立川メディカルセンター悠遊健康村病院リハビリテーション部 2国立療養所犀潟病院附属リハビリテーション学院理学療法学科 3特別養護老人ホーム新光園

ページ範囲:P.899 - P.905

文献購入ページに移動
 1.はじめに

 難病とは,真の原因が解明されず,原因療法が確立されていない疾患のうち特定された一群をいい,本来の医学用語ではなく,福祉行政の進歩とともに医療の場でも広く用いられるようになった行政用語である.このうち,神経疾患および筋疾患を神経難病という1)

 予後は,慢性進行性の経過をたどることが多いとされているが,各疾患の差異はもとより,同一疾患でもタイプにより異なった経過をたどることが珍しくない.本小論では,神経難病の予後予測についての重要性とリハビリテーション(以下リハ)の必要性を論じるとともに,神経難病の代表的な疾患であるパーキンソン病(以下PD),脊髄小脳変性症(以下SCD),筋萎縮性側索硬化症(以下ALS)の予後について,筆者らの自験例の提示を交えて述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?