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特集 予後予測
神経難病の予後予測
著者: 金子功一1 小林量作2 水島佳子3
所属機関: 1(医)立川メディカルセンター悠遊健康村病院リハビリテーション部 2国立療養所犀潟病院附属リハビリテーション学院理学療法学科 3特別養護老人ホーム新光園
ページ範囲:P.899 - P.905
文献購入ページに移動難病とは,真の原因が解明されず,原因療法が確立されていない疾患のうち特定された一群をいい,本来の医学用語ではなく,福祉行政の進歩とともに医療の場でも広く用いられるようになった行政用語である.このうち,神経疾患および筋疾患を神経難病という1).
予後は,慢性進行性の経過をたどることが多いとされているが,各疾患の差異はもとより,同一疾患でもタイプにより異なった経過をたどることが珍しくない.本小論では,神経難病の予後予測についての重要性とリハビリテーション(以下リハ)の必要性を論じるとともに,神経難病の代表的な疾患であるパーキンソン病(以下PD),脊髄小脳変性症(以下SCD),筋萎縮性側索硬化症(以下ALS)の予後について,筆者らの自験例の提示を交えて述べる.
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