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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル33巻2号

1999年02月発行

文献概要

特集 最新・バイオフィードバック療法

バイオフィードバック療法の適応と課題

著者: 筒井末春1

所属機関: 1東邦大学医学部心療内科

ページ範囲:P.81 - P.86

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 1.はじめに

 バイオフィードバックとは血圧,心拍,体温,筋電図などの生体の反応を,工学的な手法を用いて生体外に導出し,光や音などの認識しやすい情報として生体にフィードバックすることであり,被検者はそれらの情報をもとに,自らの生体反応を自己コントロールしようとするものである.

 臨床的にはこれら血圧,心拍,体温,筋電図,脳波などの自律反応を意識的,随意的に変化させうる方法として注目され,種々の内科的疾患の治療をはじめ,疾患の予防,リハビリテーションやスポーツ科学の分野でも用いられている.

 本稿では,バイオフィードバック研究の国際的な動向をふくめ,バイオフィードバック療法の臨床応用とその課題について概説を試みることにする.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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