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特集 最新・バイオフィードバック療法
バイオフィードバック療法の適応と課題
著者: 筒井末春1
所属機関: 1東邦大学医学部心療内科
ページ範囲:P.81 - P.86
文献購入ページに移動 1.はじめに
バイオフィードバックとは血圧,心拍,体温,筋電図などの生体の反応を,工学的な手法を用いて生体外に導出し,光や音などの認識しやすい情報として生体にフィードバックすることであり,被検者はそれらの情報をもとに,自らの生体反応を自己コントロールしようとするものである.
臨床的にはこれら血圧,心拍,体温,筋電図,脳波などの自律反応を意識的,随意的に変化させうる方法として注目され,種々の内科的疾患の治療をはじめ,疾患の予防,リハビリテーションやスポーツ科学の分野でも用いられている.
本稿では,バイオフィードバック研究の国際的な動向をふくめ,バイオフィードバック療法の臨床応用とその課題について概説を試みることにする.
バイオフィードバックとは血圧,心拍,体温,筋電図などの生体の反応を,工学的な手法を用いて生体外に導出し,光や音などの認識しやすい情報として生体にフィードバックすることであり,被検者はそれらの情報をもとに,自らの生体反応を自己コントロールしようとするものである.
臨床的にはこれら血圧,心拍,体温,筋電図,脳波などの自律反応を意識的,随意的に変化させうる方法として注目され,種々の内科的疾患の治療をはじめ,疾患の予防,リハビリテーションやスポーツ科学の分野でも用いられている.
本稿では,バイオフィードバック研究の国際的な動向をふくめ,バイオフィードバック療法の臨床応用とその課題について概説を試みることにする.
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