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学会印象記 第5回QOL・ADL研究大会
職種をこえてQOL・ADLの向上をめざす
著者: 吉尾雅春1
所属機関: 1札幌医科大学保健医療学部理学療法学科
ページ範囲:P.117 - P.117
文献購入ページに移動 QOL・ADL研究会という,全国レベルの研究会があることを皆様ご存じでしょうか.発足は5年前.金沢大学医学部保健学科生田宗博教授のご発声でスタートしました.毎年秋に研究大会を開催しています.これまで,金沢,東京,北九州,横浜で開催され,1998年は5周年ということで,石川県に戻って開催されました.
この研究会はリハビリテーションに関わる者であれば誰でも会員になれます.現在,約330名.残念なことに理学療法士の会員が少なく,まだ60名足らずです.ADLはともかくとして,QOLが叫ばれるようになって随分時が経ちました.QOLの向上を目指すことが私たち理学療法士の究極の目的になっています.しかし,現実的には人のQOLを考えながら業務を遂行していくことはなかなか難しいことで,よほどチームが成熟していないと独りよがりになってしまう危険性があります.特にチームの協業が重要であると思われますが,現実的にはそのことを論じるようなレベルにない組織が圧倒的ではないでしょうか.理学療法士の肩にドッと荷を背負わされている様子が伺えます.それだけに臨床現場の理学療法士は苦悩しているのではないかと思います.
この研究会はリハビリテーションに関わる者であれば誰でも会員になれます.現在,約330名.残念なことに理学療法士の会員が少なく,まだ60名足らずです.ADLはともかくとして,QOLが叫ばれるようになって随分時が経ちました.QOLの向上を目指すことが私たち理学療法士の究極の目的になっています.しかし,現実的には人のQOLを考えながら業務を遂行していくことはなかなか難しいことで,よほどチームが成熟していないと独りよがりになってしまう危険性があります.特にチームの協業が重要であると思われますが,現実的にはそのことを論じるようなレベルにない組織が圧倒的ではないでしょうか.理学療法士の肩にドッと荷を背負わされている様子が伺えます.それだけに臨床現場の理学療法士は苦悩しているのではないかと思います.
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