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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル33巻2号

1999年02月発行

文献概要

講座 卒後教育・2

広島大学大学院医学系研究科保健学専攻の現状

著者: 小西美智子1 大成浄志1 奈良勲1

所属機関: 1広島大学医学部保健学科

ページ範囲:P.129 - P.133

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 保健学専攻の枠組み

 広島大学においては,理学療法学に関する教育は学部教育を医学部保健学科で,大学院教育を医学系研究科保健学専攻で行っている.医学部に保健学科が開設されたのは平成4年4月で,理学療法学専攻,作業療法学専攻,看護学専攻の3専攻で学士教育を行っている.理学療法学および作業療法学は,我が国最初の4年制大学である.医学部は医学科および総合薬学科に保健学科が加わり3学科となり,これら医学部で行っている学士教育はいずれも卒業要件を満たすことによって,国家試験受験資格が得られるという保健・医療関係の免許に関係する教育を行っている.

 大学院は平成8年4月に開設され,保健学科を構成している理学療法学専攻,作業療法学専攻,看護学専攻の3専攻を総合して医学系研究科保健学専攻として,修士課程教育が始まった.引き続いて平成10年4月には保健学専攻の博士課程が開設され,修士課程は博士課程前期となった.博士課程前期の標準修業年数は2年間で,修了すると修士(保健学)の学位が授与される.新設された博士課程後期の標準修業年数は3年間で,修了すると博士(保健学)の学位が授与される.このように,保健学専攻は学部教育の上に,博士課程前期と後期を積み上げることによって,一貫した教育理念に基づく大学院教育を行っている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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