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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル33巻3号

1999年03月発行

文献概要

プログレス

車いすスポーツにおける運動生理学

著者: 大川裕行1 田島文博1 緒方甫1

所属機関: 1産業医科大学病院

ページ範囲:P.206 - P.208

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 車いすスポーツは,市民スポーツの一環として広く認知され,また,競技スポーツとしても発展・進歩している.スポーツに参加する障害者の安全を確保し,市民スポーツとして障害者の健康の維持・増進に役立ち,同時に競技力の向上に寄与するために,障害者の運動生理を理解することは必要不可欠である1)

 車いす使用者の水平面での移動のエネルギーコストは歩行に比べて低く,身体に麻痺のある障害者は日常生活でもエネルギーコストの低い生活を行っている2,3).そのため障害者は体力の維持のために,日常生活活動だけではなく,積極的なスポーツへの参加が重要な意味をもつ.また,障害者にとってスポーツは,単に身体機能の維持・増進に役立つということにとどまらず,社会参加を容易にする手段でもある4,5)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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