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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル33巻5号

1999年05月発行

文献概要

特集 学際的分野での理学療法士の研究活動

理学療法における保健学的接近―システム的接近の必要性

著者: 木村朗1

所属機関: 1専門学校社会医学技術学院理学療法科

ページ範囲:P.322 - P.324

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 1.はじめに―保健学と理学療法の関係―

 保健学は健康を探究する学問である.個人,集団,地域,職域,そして誕生から死にいたるライフステージにおける固有の,あるいは共通の健康問題を発見,解決に導くことを目指している.病気から健康な状態は一連の環状をなす連続体であるという認識から出発している.病気の予防も,健康の増進も,リハビリテーションも保健学の直接の対象である.理学療法はリハビリテーションの1手段であるばかりでなく,健康増進,病気の予防にも利用できるのではないか,という発想は保健学そのものである.

 保健学は,疫学を基礎に,健康教育や政策立案によって課題解決を目指す.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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