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特集 学際的分野での理学療法士の研究活動
理学療法における建築学的接近
著者: 浅賀忠義1
所属機関: 1北海道大学医療技術短期大学部理学療法学科
ページ範囲:P.329 - P.332
文献購入ページに移動 1.はじめに
理学療法学の必須科目として「生活環境論」が登場して久しいが,地域リハビリテーションの実践的・学術的な広がりに後押しされるかのように生活環境支援系が理学療法学を支える一柱として構築されつつある.また,それに伴い学部または修士課程で建築学を専攻する理学療法士が珍しくなくなってきた.
本稿では,この分野における研究の指向性について考えるために,まず生活環境面に対するアプローチの障害論的位置づけと研究対象とする環境因子を明確にし,建築計画系の研究動向について概観したうえで,建築学が理学療法に及ぼす効果に焦点をあてて述べる.
理学療法学の必須科目として「生活環境論」が登場して久しいが,地域リハビリテーションの実践的・学術的な広がりに後押しされるかのように生活環境支援系が理学療法学を支える一柱として構築されつつある.また,それに伴い学部または修士課程で建築学を専攻する理学療法士が珍しくなくなってきた.
本稿では,この分野における研究の指向性について考えるために,まず生活環境面に対するアプローチの障害論的位置づけと研究対象とする環境因子を明確にし,建築計画系の研究動向について概観したうえで,建築学が理学療法に及ぼす効果に焦点をあてて述べる.
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