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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル33巻8号

1999年08月発行

文献概要

あんてな

理学療法士と障害者スポーツ

著者: 奥田邦晴1

所属機関: 1大阪府立看護大学医療技術短期大学部

ページ範囲:P.584 - P.585

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 我が国における障害者スポーツは,元来リハビリテーションの一環として健康増進や体力向上,廃用症候群の予防そして積極的な社会参加等を目的として行われてきた.しかし最近では,本スポーツを一般のスポーツと同様,競技スポーツとして捉えている選手や,楽しみとして,あるいは自己のアイデンティティの確立として行っている選手が多くなってきている.

 また,種目数も個人競技,団体競技ともに非常に多くなってきており,いわゆるエリートといわれる一部の人たちを対象としていたものが,重度障害者に至るまで幅広い障害像の人たちが参加できるものになってきている.その名称も,従来の“handicapped sports”あるいは“disabled sports”から“adapted sports”へと変化してきており,これは障害者スポーツが一般のスポーツのルールに改良を加えたり,補装具の適応等を行っただけで,別段,特別なスポーツではないことを意味している.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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