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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル34巻12号

2000年12月発行

文献概要

特集 21世紀の理学療法教育 私たちの取り組み

1.専門学校におけるカリキュラム改訂の取り組みと現状

著者: 伊藤恭子1 村上朋彦1

所属機関: 1専門学校川崎リハビリテーション学院理学療法学科

ページ範囲:P.880 - P.882

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 1.はじめに

 社会の規制緩和施策の流れが反映され,1999年3月,理学療法士・作業療法士養成施設指定規則(以下,指定規則)が改正された.主な改正点は教育内容の大綱化,単位制の導入および専任教員の増員と経験年数の引き上げである.1989年に施行された前回の改正では授業科目とその時間数が細かく規定されたため,各養成施設の教育カリキュラム編成に大きな違いはなかったと思われる.今回の改正により授業科目と時間数の規定がなくなり,かわって教育内容の概要が示され教育現場の独自性が発揮できることになった.また,単位化されたことにより専門学校から大学への編入の道が開かれた.

 本学院ではこの改正に対応すべく検討を開始し,1999年4月より新カリキュラムに変更した.現在は従来のカリキュラムを読み替える段階に留まっているが,今後,21世紀における専門学校の役割も含め検討を重ねる予定である.現段階での新カリキュラムと2年次で実施している臨床基礎実習の取り組み等について報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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