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特集 臨床実習の課題と展望
臨床実習における実習生の症例担当をめぐる傾向と課題
著者: 小嶋裕1 坂上昇1
所属機関: 1高知リハビリテーション学院理学療法学科
ページ範囲:P.176 - P.182
文献購入ページに移動 1.はじめに
理学療法士の教育課程における臨床実習については,養成校の急激な増加に伴う臨床実習施設・臨床実習指導者(以下,指導者)の不足,教育カリキュラム改定の経過に伴う臨床実習期間の短期化による臨床実習の教育目標の変化などに関する多くの課題が提起されている.
このような議諭のあるなかでも,理学療法士の教育課程における臨床実習の果たす役割の重要性に変わりはなく,効果的な実施に向けて取り組まねばならない.
臨床実習の現場では,実習生は指導者の指導,援助のもとで,実際に症例を担当する機会が与えられている.実習生が症例を担当する場合には,指導者,理学療法部門あるいは施設としての基本的な方針,判断に基づいて症例担当が決められているものと考える.
本稿では,実習生に症例を担当させる際の指導者の基本的な考え方について,その現状を調査した結果について報告する.また,これらの結果から,上述の課題があるなかでの養成校側,実習施設側の今後の対応について幾らかの検討を加えたい.
理学療法士の教育課程における臨床実習については,養成校の急激な増加に伴う臨床実習施設・臨床実習指導者(以下,指導者)の不足,教育カリキュラム改定の経過に伴う臨床実習期間の短期化による臨床実習の教育目標の変化などに関する多くの課題が提起されている.
このような議諭のあるなかでも,理学療法士の教育課程における臨床実習の果たす役割の重要性に変わりはなく,効果的な実施に向けて取り組まねばならない.
臨床実習の現場では,実習生は指導者の指導,援助のもとで,実際に症例を担当する機会が与えられている.実習生が症例を担当する場合には,指導者,理学療法部門あるいは施設としての基本的な方針,判断に基づいて症例担当が決められているものと考える.
本稿では,実習生に症例を担当させる際の指導者の基本的な考え方について,その現状を調査した結果について報告する.また,これらの結果から,上述の課題があるなかでの養成校側,実習施設側の今後の対応について幾らかの検討を加えたい.
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