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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル34巻4号

2000年04月発行

文献概要

とびら

理学療法に理論の構築を

著者: 高橋仁美1

所属機関: 1市立秋田総合病院リハビリテーション科

ページ範囲:P.221 - P.221

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 我々が臨床で行う理学療法に,科学性が要求されることは言うまでもない.しかし,日々実践している理学療法は,その有効性が客観的に確認されているわけではない.主観的な評価原理から経験的に伝えられてきた理学療法がほとんどではないだろうか.現存の理学療法は,科学の方法論をもって吟味しなければならない対象であることを認識しておく必要があると考える.

 理学療法が「理学療法学」という学問として市民権を得るためには,物理学におけるニュートン力学がそうであるように,理学療法における一般的法則を明らかにする必要があろう.理学療法を科学とするには,物質の世界の法則に従うべきものと同じような体系づけが要求されるのである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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