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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル34巻4号

2000年04月発行

文献概要

特集 義足―新しい技術と適応

下腿義足,大腿義足,股義足のソケット

著者: 東江由起夫1

所属機関: 1オットーボック・ジャパン(株)義肢装具部テクニカルフォーラム推進室

ページ範囲:P.224 - P.231

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 1.はじめに

 現在,下腿義足では全表面荷重支持式ソケット(Total Surface Bearing Socket,以下TSB式ソケット)が多く製作されるようになってきている.また,材料の進歩によってシリーコン等のライナーを使用したソケットも多く製作され,普及の一途をたどっている.大腿義足では坐骨収納型ソケット(Ischial-Ramal-Containment Socket,以下IRCソケット)が普及しており,最近では高い吸着性や断端の保護を目的にシリーコン等のライナーも積極的に使用されるようになってきている.股義足ではカナダ式ソケットが1954年以降ほとんど変わらないデザインで製作されている.

 そこで本稿では,最近の下腿義足ソケット(TSB式ソケット,シリーコン等のライナーを使用したソケット),大腿義足ソケット(IRCソケット),股義足ソケット(カナダ式ソケット等)について触れ,それらの特徴について紹介する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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