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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル34巻4号

2000年04月発行

文献概要

プログレス

顎関節症への理学療法アプローチ

著者: 橋本修一1

所属機関: 1弘前大学医学部附属病院リハビリテーション部

ページ範囲:P.270 - P.271

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 1.はじめに

 いわゆる顎関節症(temporomandibular disorders;以下TMD)とは,開口制限,顎関節雑音(クリック音),開口時や咀嚼時の痛みを主症状とする筋骨格系疾患である.我が国では現在,主に歯科医師によって,薬物療法,スプリント療法,咬合調整などの治療が行われているが,米国では,理学療法士や心理専門家がTMDの治療に積極的に参加している.

 筆者は1997年,米国に出かけて,歯科医師の処方箋により理学療法士が顎関節症の治療を行っている現場を見学することができた.本稿では,その時の経験と,1997年5月から99年3月までの間に,弘前大学医学部附属病院リハビリテーション部において治療を行った19例について分析した結果1)から,TMDに対する理学療法アプローチの実際を紹介する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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