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入門講座 クリティカルパス・2
クリティカルパスとリハビリテーション
著者: 石田暉1
所属機関: 1東海大学医学部リハビリテーション学教室
ページ範囲:P.409 - P.418
文献購入ページに移動 Ⅰ.はじめに
米国で1983年以来導入されている新しい医療制度である診断群類別包括支払い方式(Diagnosis Related Groups/Prospective Payment System;DRG・PPS)は,我が国でも日本版に形を変えて検討が行われているが,同時にそれと表裏一体であるクリティカルパス(Critical Pathway)も臨床各科,看護サイドなど様々な領域で試案が作成されている.
リハビリテーション(以下リハビリ)サイドでも,厚生省の診断群類別調査研究班(研究責任者:千野直一)の「DRGにおけるリハビリテーション医学からの検討」のなかで日本版リハビリクリティカルパスの試案が作成され,これを基にした研究が始まっている1).筆者もこの研究班に参加し,各種疾患のクリティカルパス作成に携わり,様々な問題点に遭遇し,今後検討すべき幾つかの課題が認められた.本稿では,今後導入されるべき新しい医療制度のなかにあって,日本版のリハビリクリティカルパスのあるべき姿について提言を行う.
米国で1983年以来導入されている新しい医療制度である診断群類別包括支払い方式(Diagnosis Related Groups/Prospective Payment System;DRG・PPS)は,我が国でも日本版に形を変えて検討が行われているが,同時にそれと表裏一体であるクリティカルパス(Critical Pathway)も臨床各科,看護サイドなど様々な領域で試案が作成されている.
リハビリテーション(以下リハビリ)サイドでも,厚生省の診断群類別調査研究班(研究責任者:千野直一)の「DRGにおけるリハビリテーション医学からの検討」のなかで日本版リハビリクリティカルパスの試案が作成され,これを基にした研究が始まっている1).筆者もこの研究班に参加し,各種疾患のクリティカルパス作成に携わり,様々な問題点に遭遇し,今後検討すべき幾つかの課題が認められた.本稿では,今後導入されるべき新しい医療制度のなかにあって,日本版のリハビリクリティカルパスのあるべき姿について提言を行う.
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