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書評
―砂屋敷忠/吉川ひろみ/岡本珠代(編)―医療・保健専門職の倫理テキスト―悩める医療スタッフと学生のための事例集
著者: 中屋久長1
所属機関: 1高知リハビリテーション学院
ページ範囲:P.418 - P.418
文献購入ページに移動 「コ・メディカルの教育カリキュラムで何か足りないものがある」と思い続けて20数年が経過した.以前,本学院では「職場倫理管理」という授業科目を10年余り開講していたが,その後の指定規則の改定や過密になったカリキュラムの改善,また,この領域の「倫理」を専門とする教授者が得難いなどの事情により,何時の日か各学科の課程で概論や特論に包含されてしまった.本書はまさに切望していたテキストと思われる.
編者らは,医療・保健専門職は人々の心身の健康と機能の促進・回復を助けるという尊い使命を持ち,その職に就く準備として科学的知識と技術の修得と同時に,クライエントや同僚,その他の関係者との間に良い関係を築くための準備をすることが極めて大切である.より深い人間理解と医療倫理や生命倫理は生と死,病と癒しに直面した時の人の行為のあり方に影響する.現在の医療・保健はチームワークが主体となり,関係者の倫理確立の必要性が痛感されると強調している.
編者らは,医療・保健専門職は人々の心身の健康と機能の促進・回復を助けるという尊い使命を持ち,その職に就く準備として科学的知識と技術の修得と同時に,クライエントや同僚,その他の関係者との間に良い関係を築くための準備をすることが極めて大切である.より深い人間理解と医療倫理や生命倫理は生と死,病と癒しに直面した時の人の行為のあり方に影響する.現在の医療・保健はチームワークが主体となり,関係者の倫理確立の必要性が痛感されると強調している.
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