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書評
―鹿島晴雄/加藤元一郎/本田哲三(著)―認知リハビリテーション
著者: 岩田誠1
所属機関: 1東京女子医科大学
ページ範囲:P.507 - P.507
文献購入ページに移動 認知リハビリテーションという言葉は,最近になって用いはじめられてきた新しい言葉である.高次大脳機能障害に対するリハビリテーションのうち,失語症のリハビリテーションだけはある程度体系化され,方法論的にもしっかりした基盤の上に築かれていたが,失行,失認,注意障害,健忘などのその他の高次大脳機能障害に対するリハビリテーションについては,散発的な工夫は多々あったものの,ハッキリと体系化された方法論は提唱されてこなかった.
しかし,著者らが本書の中で紹介しているごとく,近年様々な疾患によって生じた高次大脳機能障害のリハビリテーションの需要が高まるにつれて,その方法論に対する科学的なアプローチが必要となり,その結果生まれてきた知識体系が認知リハビリテーションという言葉で呼ばれる分野である.
しかし,著者らが本書の中で紹介しているごとく,近年様々な疾患によって生じた高次大脳機能障害のリハビリテーションの需要が高まるにつれて,その方法論に対する科学的なアプローチが必要となり,その結果生まれてきた知識体系が認知リハビリテーションという言葉で呼ばれる分野である.
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