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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル34巻7号

2000年07月発行

文献概要

講座 運動発達障害・1

運動発達とその障害―医学的視点から

著者: 北原佶1

所属機関: 1北九州市立総合療育センター

ページ範囲:P.509 - P.515

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はじめに

 運動発達については,いろいろな立場からの分析,解釈が可能である.多くの文献は,乳幼児期からの運動行動の変化を記載するなかで,運動発達の特徴を検討している.姿勢反射・反応の推移や姿勢保持機能の成熟,それらの背景となる中枢神経系の成熟については,既に多くの文献がある.また,運動発達障害の診断についても多くの教科書があるので,本稿では簡単に触れることにする.

 本稿では,まず運動発達を捉えるうえでの「運動」と「発達」について記する.つぎに移動運動を例に運動発達の特徴を抽出する.また運動発達の機序を説明する1つとして,運動パターンの出現・消退を例に動的システム理論を検討する.そして最後に,運動発達障害の特徴とそれへの治療方法を述べることにする.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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