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高齢者の入院後に生じるせん妄について
著者: 苫野稔1 黒住健人2 寺尾和也1 崎山保1 芳賀峰子1 志茂亜希子1 神野泰2
所属機関: 1神野病院理学療法室 2神野病院整形外科
ページ範囲:P.569 - P.571
文献購入ページに移動急速な人口の高齢化に伴い,入院患者に高齢者が占める割合も増加しており,65歳以上の高齢者の整形疾患に対しても手術療法を施行する例が多くなっている.
それに伴って,入院前には精神機能に問題のなかった高齢者が,入院・手術を機に短期間のうちに進展する一過性の見当識・記銘力障害1)などのせん妄様症状(以下せん妄)が生じ,安静が保てず問題となる例が増加している.
本研究の目的は,受傷前の能力や入院後の環境変化がせん妄発生に及ぼす影響について検討することである.
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