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プログレス
重度障害者スポーツ―最近の動向
著者: 増田和茂1
所属機関: 1兵庫県立総合リハビリテーションセンター体育指導課
ページ範囲:P.580 - P.581
文献購入ページに移動 1.はじめに
今年はパラリンピックの年であり,2年前開催された長野パラリンピックが記憶に新しい.そして,リハビリスポーツから競技スポーツの存在が強調され,多くのメディアを通じて多くの人々が感動し,障害者スポーツのイメージを大きく変えた.そのスポーツは市民スポーツの仲間入りをも意味し,皆のスポーツへ波及する契機となりうることも認識された.それらの状況のなかで,パラリンピック出場を目標とする重度障害アスリートはまだ少ないが,重度障害者スポーツの大会や講習会は数多く実施され,その競技数,参加者数は確実に増えており,活動は充実の方向にある.
重度障害者の定義は臨床や社会的スケールによって違いがあるが,これまでスポーツ参加が困難であった頸髄損傷,脳性麻痺,脳卒中などを中心に,重度障害者スポーツの最近の動向を紹介する.
今年はパラリンピックの年であり,2年前開催された長野パラリンピックが記憶に新しい.そして,リハビリスポーツから競技スポーツの存在が強調され,多くのメディアを通じて多くの人々が感動し,障害者スポーツのイメージを大きく変えた.そのスポーツは市民スポーツの仲間入りをも意味し,皆のスポーツへ波及する契機となりうることも認識された.それらの状況のなかで,パラリンピック出場を目標とする重度障害アスリートはまだ少ないが,重度障害者スポーツの大会や講習会は数多く実施され,その競技数,参加者数は確実に増えており,活動は充実の方向にある.
重度障害者の定義は臨床や社会的スケールによって違いがあるが,これまでスポーツ参加が困難であった頸髄損傷,脳性麻痺,脳卒中などを中心に,重度障害者スポーツの最近の動向を紹介する.
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