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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル35巻1号

2001年01月発行

文献概要

特集 整形外科疾患に対する外来運動療法

腰痛症に対する外来運動療法

著者: 伊藤俊一1 白土修2 石田和宏1

所属機関: 1北海道干歳リハビリテーション学院理学療法学科 2美唄労災病院脊損腰痛センター

ページ範囲:P.19 - P.26

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はじめに

 腰背部痛の原因は,整形外科はもちろん内科疾患に伴う関連痛,更に心因性によるものなど各科領域にわたり多種多様である1,2).外来の理学療法において腰背部痛を主訴とする者は,患者総数の50%以上を占めるとの報告3)もあり,腰痛症は外来で最も多く遭遇する疾患の1つとなっている4)

 腰痛症治療の基本として,重篤な神経学的脱落所見がない限り第1に保存療法が選択される1,2,4).したがって,理学療法においては,評価による腰痛の状態の鑑別とその結果に基づいた治療法の選択,更に処方した運動療法の継続が極めて重要となる.

 本稿では,腰痛症の理学療法についての現状と,その評価と評価結果に基づいた治療法の選択を具体的に検討するとともに,筆者らが行ってきた腰痛学級による運動継続に関する方法について述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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