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特集 リスクマネジメント
当院理学療法部門におけるリスクマネジメント(3)
著者: 花岡利安1 栗原かおる1 日向康子1 小林恒夫1 臼井健二1 金井彬1
所属機関: 1小諸厚生総合病院リハビリテーション科
ページ範囲:P.715 - P.719
文献購入ページに移動リハビリテーション医療の領域においてリスクマネジメントという概念は1960年代,理学療法士・作業療法士法が制定された当時から存在していた.しかし,その多くは脳卒中を中心とした対象疾患に対するリスクマネジメントであり,システムとしての論議はここ数年のことである.
当院がリスクマネジメントシステムの構築に向けて具体的に活動を開始したのは,日本医療機能評価機構の「病院機能評価」(1996年運用調査,1999年本調査)の受審が直接の動機である.リハビリテーション科においても,アクシデントレポートやその処理システムは存在していたが,同評価機構から事故予防システムに関する不備の指摘を受け,具体的検討を開始した.
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