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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル35巻2号

2001年02月発行

文献概要

プログレス

脳細胞のアポトーシス

著者: 石田和人1

所属機関: 1名古屋大学医学部保健学科理学療法学専攻

ページ範囲:P.147 - P.149

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 アポトーシス(apoptosis)は1972年,Kerr,Wyllie,Curieらにより細胞死の形態的特徴として初めて報告された.その後,分子生物学の急速な発展や細胞死に対する関心の高まりから,アポトーシス研究は過熱状態といえるほど進展し,分子メカニズムを主とした機能的側面についての研究が進んだ.また,脳科学の分野においても,アポトーシスはその生理学的側面である神経の発生や分化と深く関わり,脳虚血や神経変性疾患など脳の障害との関連が数多く報告され,神経細胞死メカニズムの一因として注目されている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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