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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル35巻3号

2001年03月発行

文献概要

特集 回復期リハビリテーション病棟

[対談]回復期リハビリテーション病棟の機能と理学療法士の役割

著者: 則安俊昭1 吉尾雅春2

所属機関: 1厚生労働省老健局老人保健課 2札幌医科大学保健医療学部理学療法学科

ページ範囲:P.187 - P.204

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 司会 昨年の4月に介護保険がスタートし,リハビリテーションはいろいろと大きく影響されるところがありました.その介護保険のスタートと同じ4月に医療保険において回復期リハビリテーション病棟(以下,回復期リハ病棟)ができました.これはリハビリテーションにおいてかなり画期的なことです.但し全く新しい制度なので,現場においてはPTだけではなく,リハビリテーションに関係するスタッフ,看護婦さん,またリハビリテーション関係以外の病院においても,さて,回復期リハ病棟とはどういうものなのか.具体的にはどういうふうに運営をすべきかということはいろいろな戸惑いもあるようです.そこで今日は厚生労働省から則安課長補佐(医師)においでいただき,現場では本来どうすべきであるのかご意見を伺いたいと思います.

 また今回の対談の相手は吉尾先生ですが,先生にお願いした理由は,1つには回復期リハ病棟はADL能力向上を重視していますが,吉尾先生は昨年のQOL-ADL研究大会の会長でいらっしゃったことです.もう1つの理由は,PT協会で長年診療報酬対策委員として診療報酬に関係する調査をしたり,指針も出してこられました.このような理由で,対談のお相手としてはまさに適任と思っております.ではまず,回復期リハ病棟ができた経緯について,則安先生からお話し下さい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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