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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル35巻3号

2001年03月発行

文献概要

プログレス

脳による運動と行動の制御

著者: 稲瀬正彦1

所属機関: 1近畿大学医学部第一生理

ページ範囲:P.206 - P.208

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 運動の制御に関わる脳領域として,大脳皮質運動領野,小脳,大脳基底核,脳幹などがあげられる.これらの領域の働きを簡単にまとめてみると,大脳皮質と脳幹は,直接脊髄に運動指令を送り,脊髄からの最終的な運動出力を制御している.これに対して,小脳と大脳基底核は,大脳皮質や脳幹に働きかけ,これらの領域からの運動指令を調節している,と考えられる.本稿では,以上の領域のうち,随意運動を行うときに特に重要な大脳皮質運動領野の働きを紹介する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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