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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル35巻4号

2001年04月発行

文献概要

特集 理学療法におけるパラダイム転換

筋力評価におけるパラダイム転換

著者: 山﨑裕司1 青木詩子1 横山仁志2 大森圭貢3 笠原美千代2 平木幸治4

所属機関: 1高知リハビリテーション学院理学療法学科 2聖マリアンナ医科大学病院リハビリテーション部 3聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院リハビリテーション部 4聖マリアンナ医科大学東横病院リハビリテーション部

ページ範囲:P.247 - P.252

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はじめに

 本稿では,現時点での筋力評価の問題点を大きく2つ取り上げ,それらにおけるパラダイムの転換を試みた.第一の問題点は,筋力評価結果が能力障害と関連づけられていないことである.そこで膝伸展筋力と移動能力の関連を検討し,どの程度の筋力低下が移動能力を障害するのかについて明らかにした.第二点は筋力評価機器の問題であり,客観性と利便性を兼ね備えた評価機器・評価方法を提案した.

 更に,それらの測定値と移動能力の関連についても触れた.そして,最後に筋力評価におけるパラダイムの転換が,我々理学療法士にもたらしてくれる有益性について考察した.なお,ここでの筋力評価は高齢者に生じた廃用性の下肢筋力低下を射程に置いて解説した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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